11月25日種蔵棚田の獣害防除柵の撤収や土蔵の雪囲い、炭焼きをお手伝いしてきました!

ぎふの田舎応援隊活動報告♪

〈活動日〉2023年11月25日(土曜日)

〈活動場所〉飛騨市宮川町種蔵集落内

〈活動団体〉種蔵を守り育む会

種蔵冬支度

種蔵棚田の獣害防除柵の撤収や土蔵の雪囲い、炭焼きをお手伝いしてきました!

日本の原風景として残っている種蔵の棚田・板倉の景観資源を保全し、未来につなぐためのお手伝いです。

本日の応援隊の参加者は2名、総勢20名の参加者で作業を行いました。

幸いにも当日は積雪がなかったですが、空気がものすごく冷たかったです!

寒さに耐えながら、まずは棚田の周囲の獣害防止柵を撤去します。雪の重みから柵を守るため、毎シーズン必ず撤去と設置を行わなければいけません。いつもは複数の団体が参加するところ、今回はほぼ集落の方と田舎応援隊のみでしたが、皆さん手慣れていることもあってとてもスムーズに行うことができました。

昼食後には集落の案内をしていただきました。種蔵集落の特徴である「板倉」は、江戸時代末期から明治初期に建てられたものです。豪雪地帯では年間分のお米や蕎麦を保管しておくことが何より大切であり、火事から倉を守るため住居から離して建てられています。ポツンポツンと点在する板倉は、趣ある景観を作り出し、現在まで大切に守られています。他にも蕎麦を打つための搗き屋(つきや)や水車小屋や倉の中を見たり、空き家の状況を見てまわったり、とても貴重な時間となりました。

午後からは、土蔵に雪囲いを設置しました。これは豪雪地帯ならではの慣習で、長く厳しい冬を乗り越えるために必ず行うものです。板の並べ方や縄の縛り方など、先人の知恵を教わりながら完成させました。

その後は炭焼き小屋に薪を入れる作業です。機械で薪を割り、切った薪を運び、それを窯の中に入れ…。それぞれが役割を果たしながら、集落の方たちと一体となって作業を進めました。集落の方たちは、太く重たい木を運ぶ機械や、太い木を割るための楔(くさび)とハンマーなど、様々な機械や道具を次から次へと使いこなしており勉強になりました。

時間が来てしまったので私たち応援隊の作業は終了となりましたが、集落の方々はまだまだ作業を続けるようでした。種蔵地区は最も人の助けを必要としている地域のひとつです。2月には雪庇落としの作業がある予定なので、これからもぜひご協力をお願いします。

とても寒い中での作業は大変でしたが、参加していただいた皆様本当にありがとうございました!

担当 河合

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種蔵冬支度

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更新日:2023年12月01日